医療機器の「認証」「承認」の違いとは?手続きや審査をわかりやすく解説

認証と承認の違いを解説した記事のアイキャッチ
石野 享
行政書士/元・総括製造販売責任者
歯科用医療機器メーカーで開発業務とともに総括製造販売責任者として体制の維持管理に従事

参入にかかるお悩み相談から、申請代行までワンストップでご対応します。

自社の製品が「認証」でいけるのか、「承認」になるのか分からず悩んでいませんか?
言葉が似ているので混乱してしまいますよね。

私は今は行政書士として活動していますが、前職は歯科用医療機器メーカーの開発担当として、承認申請と認証申請の両方を経験してきました。

この記事では、現場で実際に経験してきた内容なども含めて解説します。

目次

医療機器の「認証」と「承認」の違い

医療機器の分類と規制
引用:医療機器の分類と規制(PMDA)

【認証】「認証基準」に適合することを第三者認証機関が審査

クラスⅡの医療機器(管理医療機器)はほとんどの場合、第三者認証機関による認証審査の対象です。
認証基準に適合することを、試験データ等で示します。

基準があるためデータを揃えやすく審査がスムーズに進むことが多いため、比較的スケジュールが読みやすい。

【承認】PMDA(国)が直接審査

クラスⅡ医療機器の一部(認証基準がないもの)や、クラスⅢ・Ⅳなどのリスクの大きい医療機器はPMDA1が審査します。

認証審査と比べて多くの資料が必要で、審査も厳格です。

実務から見る「認証」と「承認」のハードルの違い

審査にかかる「労力」と「期間」は大きく異なる

承認審査と認証審査では、要求されるデータ量が大きく異なります。
また、承認審査ではデータ量だけでなく、記録の作成時期に矛盾がないかなども厳格に確認され、より厳しく審査されます(認証審査が緩い訳ではないですが)。

認証申請はしたことがあるけど、初めて承認申請にチャレンジする方はご注意ください。
私も初めての時はその差に驚きました。

他にも、臨床試験が必要となる場合はコストや期間など更にハードルが高くなります。

審査手数料(コスト)の違い

認証品は、品目や会社(第三者認証機関)ごとに差があります。
第三者認証機関ごとに得意な分野などもあり、費用面と合わせて選択することも有効です。

承認品は区分ごとや承認基準の有無などで手数料が異なります。
医薬品医療機器法に基づく審査・調査の手数料

まとめ:分類に迷ったら、開発現場を知る専門家に相談を

自社製品のクラス分類や、認証・承認のどちらが必要かの判断は、難しい場合もあります。

正確に把握するにはPMDAへの相談が確実ですが、高額な費用がかかります(全般相談は無料ですが)。
相談前にぜひお問い合わせください。情報整理のお手伝いができます

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  1. PMDA:独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ↩︎
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この記事を書いた人

歯科用医療機器メーカーで設計開発に従事。
設計開発と同時に総括製造販売責任者も兼務し「品質管理」「製造販売後安全管理」の体制の維持管理を経験。

退職後、行政書士として中小の事業者のサポートを行う。

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